2019/01/23

Retar.jpが考える相場とは(5)・値動きを「売る買う休む」の局面に分割する

2019/01/23

Retar.jpが考える相場とは(5)・値動きを「売る買う休む」の局面に分割する

Meaning of the market we are thinking. No.5; the meaning of Price Movement.

什么是投资市场? (5)。将价格变动分为 “买,卖和什么也不做”。

 

Today’s report is Japanese only.

前々回までに、相場には「売る買う休む」があることをお話ししました。

また「ポジションは火のついたダイナマイト」なので、「わからないで持つとヤバいよ」という話もしました。

今回は値動きを「売る買う休む」の局面に分割するには、どうするのか説明していきます。

曖昧さを完全に排除し、竹を割ったようなスッパリとした「売る買う休む」の決め方をします。

全てのろうそく足は「売って良い可能性のある足」、「買って良い可能性のある足」、「休む足」(わかんなぁい足)のどれか1つに必ずカテゴライズされます。

2つのカテゴリーに属する足はありません。

そろそろ「なにを今さらアホクサ」と思っている頃かもしれません。

しかし、論理的飛躍がなく手順を追って説明していかないと、今回のシステムのメカニズムが理解しづらいはずなので、説明しています。

今回は何度も言うように「売る買う休む」の局面に分割するには、「雲、エンベロップから、ろうそく足(安値から高値まで)がタッチしていない時だけトレンド。それ以外は持ち合い。持ち合いの時には仕掛けない」ルールを適応します。

一目均衡表〈完結編〉 (一目山人、1971年)の最初に登場するのは、「物一目見て、その心を止めぬを不動と申し候。」(沢庵)です。

はじめは全く理解できませんでしたが、今は意味が刺さるほどよくわかります。

特に「心を止めぬを」です。

先に結論を言うと、手順を追って説明しているのはスパンについてです。

Retar.jpが挫折したエリオット波動論、P&F、移動平均、酒田五法などなど、今までにいくつものテクニカルに出会ってきましたが、均衡表以上の体系的な理論はないと思います。

逆にあったら教えてください。

ただし、エリオット波動論だけはご勘弁を。

紹介中のシステムでは「雲、エンベロップから、ろうそく足(安値から高値まで)がタッチしていない時だけトレンド。それ以外は持ち合い。持ち合いの時には仕掛けない」ルールを採用しました。

USDJPY15分足の実際の足です。

 

ろうそく足を分割すると以下の3種類に分けることができます。

1.実際に売るかどうかはともかく、売っていいのは青星で示すろうそく足がエンベロップと雲から出ている区間です

2.実際に買うかどうかはともかく、買っていいのは赤星で示すろうそく足がエンベロップと雲から出ている区間です

3.それ以外の区間は、「休む」(なにもしない時間)

 

売り買いが許可されている地点を検証してみると「なんか売り買いしても儲かんなさそう」です。

だから、持ち合いとかボックス圏といいます。

もちろん、このままでは売り買いする候補にしかならず、玉を入れるための情報は不足しています。

トレンド発生かもしれない所に「思い留まらされる」指標の追加が待ち望まれます。

それ以外の触っているところは「休む」場所と決めたので、絶対にポジションをオープンしません。

chart1

 

比較のため、改めて天才ZigZagさんに登場していただくと、「うーん、完璧」と感心してしまいますね。

未練があると言う方は、お引き取りいただくしかありません。

chart2

 

今度は2019年はじめのUSDJPY15分足のフラッシュクラッシュの下落局面です。

左側に今回紹介中のシステム、右側にZigZagさんです。

「雲、エンベロップから、ろうそく足(安値から高値まで)がタッチしていない時だけトレンド。それ以外は持ち合い。持ち合いの時には仕掛けない」の売りルールが適応されるのは、矢印から矢印です。

ポイントは、「雲を離れたあとに、大底をつけて、再び雲にさわった点」です。

大底が過去った後に、雲にさわり、エンベロップにさわり、相場が終わっていきました。

ここでわかることは「最も利食いできる地点は、雲やエンベを離れてから再びタッチする前までにあった」ことです。

つまり、「狙った下落を、うまく売ることができても、雲やエンベにタッチしてしまえば、狙った下落はオワッタ」ということです。

「マ~ダ~シャガル」ではなく、トレンドはオワッタとするのが今回紹介の考え方です。

chart3

 

2019/1/15のUSDJPY15分足の上昇局面です。

左側に今回紹介中のシステム、右側にZigZagさんです。

「雲、エンベロップから、ろうそく足(安値から高値まで)がタッチしていない時だけトレンド。それ以外は持ち合い。持ち合いの時には仕掛けない」の買いルールが適応されるのは、矢印から矢印です。

ポイントは、「雲を離れたあとに、天井をつけて、再び雲にさわった点」です。

天井が過去った後に、エンベロップにさわり、雲にさわり、相場が終わっていきました。

紹介した下落局面とは異なり、エンベロップ、雲の順番でタッチしました。

先に抜けるのも、雲、エンベロップの順番でした。

chart4

 

まとめると、紹介中の最重要ルールは「雲、エンベロップから、ろうそく足(安値から高値まで)がタッチしていない時だけトレンドが出ているので売買出動できる。それ以外は持ち合い。持ち合いの時には仕掛けない」です。

そして、離れてくれた時に上手くポジションが採れた時は、「狙った上げ下げは取った」ということで、再びエンベロップや雲タッチする前にピークアウト、ボトムアウトしてします。

本当に売り買いを入れるためには、まだ、判断材料となる指標(ダマシ排除)が提示されていませんが、売り買いが可能な局面が完全に包含されています。

ダマシ排除とは「売り買い」なのに、「ダメよ」と言ってくれるブレーキです。

これでルールに従えば「売る買う休む」の局面は、あいまいさを排して3つに分割されました。

次回は、「頼もしいスパンさんたち」をテーマにお話しします。

 

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