2019/02

Retar.jpが考える相場とは(12)・楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(3)

2019/02/07

Retar.jpが考える相場とは(12)・楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(3)

Meaning of the market we are thinking. No.12; Loss cutting is Happy Occasion and how to take profit (3)

什么是投资市场? (12)。快乐的”截断亏损”和“利润”(3)。

 

Today’s report is Japanese only.

今回もシステムのメカニズムについて、もう少し詳しく説明していきます。

前回は遅行スパンのメカニズムと6か所の特異的な場所が発生することを説明しました。「スパンってスゲー」と思うようになれば、ここまでの内容を理解していることになります。

今回のシステムでは更に2本の先行スパンを追加します。

1本の遅行スパンと2本の先行スパンがどのように動いていくのか考えてみます。

模式的な、遅行スパン、終値、2種類の先行スパンの絵を作ってみました。

緑は遅行スパン、黒は終値、赤は先行スパン1、水色は先行スパン2です。

3つのスパンは終値を左右にずらしただけです。

緑色の遅行スパンは過去側の左にずらし、赤と青の先行スパンは未来側の右にずらしています。

chart1_conv

 

このままでは「なんだかわからない」ので、持ち合いから持ち合いへ移るところを拡大してみます。

持ち合いから出た直後は、ずらしただけなので、スパンは左から順に、遅行スパン、ずらしていない終値、さらに右側には先行スパン1、先行スパン2の順番にお行儀よく並んでいます。

ところがトレンドが終わり、持ち合いに達すると、マゼンダで示す部分でスパンと終値がクロスします。

持ち合いならば、終値とスパンの順番はバラバラですが、いざ上昇トレンドが出ると、先行スパンは順番通りに並びます。

また、終値がスパンとタッチすると持ち合いが終わり、トレンド終了になります。

前回説明した遅行スパンと似たような動きをします。

chart2_conv

 

では、紹介のシステムをみていきましょう。

はじめに設定です。Ipadの設定ですが、一般的なものなので、他のアプリケーションでも使用可能なはずです。

chart3_conv

 

紹介のシステムでは、終値のスパンを使用しません。終値のかわりに、移動平均線を使います。

終値も1日移動平均線であるといえるので、効能は同じです。

模式図では、持ち合いを赤枠で表示していますが、代わりにエンベロップと均衡表の雲を使います。

chart4_conv

 

上昇トレンドのはじまりから、おわりまで赤い矢印を入れてみました。

紹介しているシステムの上放れは、遅行スパン、2本の先行スパンが雲から離れ、ろうそく足がエンベロップ、雲の上に離れた期間です。

chart5_conv

 

プログラムでは、可能な限り離れた部分に矢印を入れています。

遅行スパンと価格の関係、2本の先行スパンと価格の関係を無視しています。

そのため、離れた瞬間の地点は抽出できますが、再び次の持ち合いに入ったことは指摘してくれません。

人間用なので、その方が分かりやすい、または、押しから更なる上を狙うために印を入れるルールを緩くしています。

プログラムが、矢印の条件をまとめると以下となり、14の条件を監視しています。

chart6_conv

 

次回は「楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(4)」の続きです。

さらに利食い、損切の話へと続いてきます。

 

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Retar.jpが考える相場とは(11)・楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(2)

2019/02/06

Retar.jpが考える相場とは(11)・楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(2)

Meaning of the market we are thinking. No.11; Loss cutting is Happy Occasion and how to take profit (2)

什么是投资市场? (11)。快乐的”截断亏损”和“利润”(2)。

 

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前回までで、システムのコンセプトを説明してきました。

損切は、辛く苦しいものではなく、システムを維持するために必要なコストだとわかっていただけたと思います。

システムのメカニズムについてもう少し詳しく説明していきます。

はじめに理想の買いとは何か?を模式的に書いてみます。

図は終値の折れ線ですが、大底で取り大天井で売ることです。

模式的な図では大底はあったとしても、大天井はまだまだ先です。

「やっぱり底で買い、天井で売るのが筋」と思うなら、それを狙う他のテクニカルへGoです。

それができれば素晴らしいテクニックですが、おそらくファンダメンタルを加味しなければ不可能です。

chart1_conv

 

今回のシステムのスパンの説明ではBox圏の話をしてきました。

そのうえで「相場の均衡が崩れ、別の均衡へと移っていくもの」と定義しました。

先ほどの上昇相場をシステムが定義する概念に書き直してみます。

そうすると、相場は均衡を求めて、持ち合いから持ち合いへと移行するものということになります。

一目山人は、相場の「虚々実々」と述べています。

その考え方からすると、持ち合いから離れたのは「虚」、持ち合いの中に価格があるのを「実」と考えられます。

chart2_conv

 

定義では、均衡から値段が離れるときが上昇トレンドです。

そのため今回のシステムでは、頂点から頂点の値幅と比べて「狙える値幅」(稼げる値幅)とは限られたものになります。

頂点から頂点までのおおよそ1/3稼げればVery Good Jobです。

chart3_conv

 

実際の相場では、残念ながら「Box圏でございます」というテクニカルはありません。

そのため「ろうそく足が雲とエンベロップにタッチしているときは持ち合い、それ以外はトレンド」と、強制的に持ち合い(Box圏)を定義しました。

そのため、実際の持ち合いはいびつなものになります。また、持ち合いから次の持ち合いに入るまでの価格の軌跡も一直線ではなく、クネクネしながら次の持ち合い状態に入っていきます。

例えば2019年正月のUSDJPY15分足の場合、模式図とは異なり、離れてから底をつけ、少し戻して持ち合いとなっています。

chart4_conv

 

それではここでお話しを戻し、遅行スパンを追加してみます。

終値の写像である遅行スパンはBox圏からBox圏になぞるように追随しています。

「だから何だ」ですが、このスパンの動きの中に6か所の注目するべき項目があります。

chart5_conv

 

注目するべき6か所の終値をA~Fと名付け、遅行スパンの同一地点をA’~F’としました。

持ち合いから抜けてトレンド入りして、別の持ち合い圏に入る地点のみ拡大します。

それぞれの地点の特徴を述べていきます。

chart6_conv

 

l A地点とA‘地点の関係

終値のA地点では実体の価格は持ち合い圏から抜けていませんが、遅行スパンのA’地点は終値の上に入っています。

既に上離れを示唆していますが、この時点ではBox圏上限で戻るのかもしれません。

l B地点とB‘地点の関係

終値のBが持ち合いから抜ける地点です。

遅行スパンのB’も一緒に上抜けしています。

A’地点で終値を超えて上昇トレンドに入っていることがわかりました。

chart7_conv

 

l C地点とC‘地点の関係

C地点は終値が持ち合い圏に入る地点です。

遅行スパンのC’地点も一緒に持ち合いの価格ですが、持ち合いの赤いハコからは外れています。

この時点で、「ホレ持ち合いだ、高値圏で利食えばいいんだよ」とはわかりません。

l D地点とD‘地点の関係

D地点の終値は持ち合いの上限まではもう少しなのですが、反転した地点です。

遅行スパンも追っかけてはいますが、未だ持ち合いの中ではありません。

l E地点とE‘地点の関係

E’が持ち合いの中に入ってきた地点です。

しかし、未来はわかないので、ここから更なる「昇竜拳」となるのか、持ち合いであるかは、まだわかりません。

l F地点とF‘地点の関係

終値のFと遅行スパンのF’が重なった地点です。

終値と遅行スパンが重なり合い、その後、遅行スパンが終値の下に入ります。

トレンドが終わり、遅行スパンが終値と重なったため、上昇トレンドの終わりとなります。

再び離れを狙う持ち合いになります。

chart8_conv

 

1つの上昇相場でも6か所もの注目するべき地点がおわかりいただけたでしょうか?

さらに先行スパンが2つほど追加されるので、その意味を説明していきます。

次回は「楽しい楽しい損切と利益確定からメカニズムを知る(3)」の続きです。

 

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