投資システム、何を作るか？②

Why do we need to build up personal investing system? Vol.2

为个人投资系统应该制作些什么？②

his report is Japanese only.

「投資システム、何を作るか？」をテーマに２回にわたって説明していきたいとおもいます。

前回は、以下の課題に挑戦しました。

2019年1年間の日経平均日足のろうそく足をTwitterで貼れる画像データにしなさい。

昨年の動きが見たいので、2018年、2020年のデータを入れてはいけません。

日経平均のチャートを書いただけの話なのですが、自動化されていない点でどのような問題点があったのか整理してみましょう。

「投資システム、何を作るか？①」では5段階のステップに作業をわけたので、それぞれの作業を考察してみます。

１． データを探してくる

日経平均の場合は、Yahoo Japanからデータを取得できましたが、銘柄によっては、必ずしもデータがあるものばかりではありません。

データがあったとしても、間違ったデータを乗せていない場合もあり、そもそも、データの検証が必要な場合もあります。

日々投資分析するなら、データを毎日確実に取得する手段を用意する仕組みが必要になります。

２． 必要なデータを抽出する

取ってきたデータから、必要な部分のデータを抽出する仕組みも重要です。

Yahoo Japanの場合のように、取得する段階で選択的に取得するか？、取得した後にデータを削り必要なデータにするか？

３． Excelにデータを抽出する

13ページに分かれたデータをシートにコピペする辛さは、中々のものでした。

時々、ページ飛ばしたり、余計なデータがコピーされたりなど、間違えやすい。

４． チャートを書く

Excelのチャートはマクロ登録されていないと、ろうそく足を詰めて書いてくれません。

チャートの目盛りも調整したりするなど、修正するべきプロパティが沢山あります。

５． 画像保存

求めていたのは最終段階の画像ですが、一旦、PDFに保存してからの余計な一手間がかかりました。

いかがでしょうか？

チャートが書きたいと思っても、自動化されていないために発生した課題は多数あることがわかります。

独自の分析をしたいと思って、チャートを書くだけでも様々な課題が発生しています。

例えば、Yahoo Japanの多機能チャートを使えば、チャートをみるだけなら、完結するかもしれません。

しかし、ライバルは、優れたソフトウェアを開発し、そうしたデータを元に優れた判断を下しているのです。

投資家として独自性があり創造性のある仕事がしたいなら、分析する前に、データを集積し、使いやすい形式に蓄える仕組みが必要です。

これで、「投資システム、何を作るか？」の答えは、おわかり頂けたと思います。

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