2019/01/29

Retar.jpが考える相場とは(7)・システムは信号機(1)

2019/01/29

Retar.jpが考える相場とは(7)・システムは信号機(1)

Meaning of the market we are thinking. No.7; About Signal System (1).

什么是投资市场? (7)。关于信号系统(1)。

 

Today’s report is Japanese only.

前回までにスパンの仕組みを理解しました。

スパンの仕組みを理解できたなら、ろうそく足を「売る買う休む」に分ける方法を理解できていたはずです。

今回からは、「売る買う休む」つまり「売りをして利益を上げられそうな足」、「買いをして利益を上げられそうな足」、「売りも買いもしてはいけない足(ダメ足)」の3種類に分かれた状態とポジション(買い建て玉、売り建て玉)をとる仕組みとの関連について説明します。

Retar.jpは、「売る買う休む」とポジションの関連性を、長年うまく説明できるシステムを追い求めていました。

しかし、納得できるものは「ない」とわかったため、関連性を厳格に説明するためのフレームワーク「信号機システム」を開発しました。

リスク許容度の違い、投資方針の違いがあっても、あらゆる投資は「信号機システム」のフレームワーク中で説明できます。

信号機システムを採用することで、投資に対してあやふやな説明になっていないか、ルールに抜けがないか確認できます。

また、実世界でも、すべてが動機によるステータス変更がなされたことで示現するものと判断できます。

例えば「家族食事でルール”T”信号機システム」が採用されたとすると、以下のようになります。

「お父さんは唐揚げを1つ余計に食べましたね。”T56”ルール違反です。ペナルティとしてデザートのプリンは召し上げです」などとマジ怖いです。

 

今回から3回にわたり、「信号機システム」について説明していきます。

道路にある交通信号機を思い浮かべてください。

車、人用の赤、黄、青の3色の交通信号機、歩行者用の赤、青の2色の交通信号機が、まず、一般的に思い浮かぶことでしょう。

 

歩行者にとっての交通信号機の意味はWikipediaによれば以下です。

●青色の灯火

歩行者は、進行することができること。

●黄色の灯火

歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、すみやかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。

●赤色の灯火

歩行者は、道路を横断してはならないこと。

交通信号機の意味や機能を借用し、歩行者を投資に置き換えたのが、信号機システムです。

Wikipediaによれば、交通信号機は「日本では道路の安全と円滑を守り、また交通公害などの障害を防ぐために交通信号機が設置される。」と定義されています。

一方、Retar.jpの信号機システムは「投資家が投資の状態を整理し、客観的に理解し、投資への信頼性、安全性を高めるフレームワーク」です。

歩行者は交通信号機を守らないと、たまたま車が来なければ、運よく道を横断できるかもしれません。しかし、時として車に引かれて大怪我をするか、死んでしまいます。

Retar.jpの信号機システムもよく似た仕組みであり、投資するときに守らなければ、大損するか退場になってしまいます。

今回の挑戦では「お約束を守れないとお仕置きよ」でした。

 

では実際のフレームワークの仕組みを説明していきます。

はじめに投資対象の「ポジションをもっているか、もっていないか」の状態に分けます。

投資対象とは、株でも、FXでも、不動産でも、なんでも構いません。

もちろん、人間の行為の中で「決意」「決心」「決定」のあるものは、すべて説明対象にできます。

例えば、八百屋で大根を買う、大学進学ではXXX大学のXX学部に進学する、パチンコなら玉を借りる、競馬なら馬券を買うと考えれば良いでしょ。

次に「ポジションをもっているか、もっていないか」の状態に変更したものは何かを定義します。

このフレーム枠では「トリガー(誘因)により状態が遷移した」と考えます。

交通信号機であればトリガーとは、厳密に言えば「信号の色を変えるプログラム」です。

chart1_conv

 

具体的に考えてみます。

● 株式の場合

1. 日経平均は2020/03に30000円になるとストラジティストが力説したのを信じた(トリガー)

2. 株を買った(ポジションありに状態遷移)。

3. 株が15000円になって追証退場になった(ポジションなしに状態遷移)

 

● 2019年正月のドル円の場合

1. ドル円が下がった。「安い買うぞ」と決意(トリガー)

2. ドル円を買った(ポジションありに状態遷移)

3. フラッシュクラッシュで退場(ポジションなしに状態遷移)

 

● 八百屋で大根を買う場合

1. 晩御飯をつくりたい(トリガー)

2. 大根を買った(ポジションありに状態遷移)

3. おでんにして食べてしまった。とても美味しかった(ポジションなしに状態遷移)

 

● 大学進学の場合

1. 就職に強いXXX大学のXX学部が良いらしいと考え進学を決意(トリガー)

2. XXX大学のXX学部に進学(ポジションありに状態遷移)

3. 卒業してYYY会社に就職できた(ポジションなしに状態遷移)

 

● 馬券の場合

1. 「馬は調子の良い」と競馬新聞に書いてあったので購入を決意(トリガー)

2. 馬券を買った(ポジションありに状態遷移)

3. 馬は惨敗し紙屑になった(ポジションなしに状態遷移)

 

このフレームワークでは、ポジションの状態が変わるとき「トリガーにより「ポジションが有から無」、「ポジションが無から有」へと変化するもの」と定義します。

上記の投資の例で説明したのは「2色信号機モデル」のなかでも、特に危険な「点滅しないでイキナリ、赤から青、青から赤」信号機モデルです。

実生活で「大根を買う」のは低リスクなので、「2色」モデルで十分です。

大学進学では、「入学して失敗した」と思うなら、もっと勉強するなど、いくらでも対策はあります。

しかし、「馬券を買う」というギャンブルは違います。

パチンコでも馬券でも、勝つか負けるかの2つに1つで「馬券買ったけど馬の顔みてなんか覇気がないからヤーメタ」とはなりません。

「2色信号機」モデルでは、ポジションを持った瞬間から途中で降りられません。

一方、投資は流動性不足で「2019年正月のフラッシュクラッシュ時にクローズできなかった」などの事象は特別としても、「途中でヤーメタ」ができます。

もちろん、「2色の危険な信号機」でもOKなのですが、時として「お仕置き」が待っています。

投資とギャンブルの決定的な違いは、危険さえ察知できれば逃げられる点です。

 

次回の「システムは信号機(2)」は「投資の場合、信号をかえるのはトリガーではなく厳格なルール」について説明していきます。

 

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